補導委員会の視察研修
- 孝一 須藤
- 2018年2月14日
- 読了時間: 2分
更新日:2018年3月7日
本日は川越少年刑務所に訪問しました。
少年院に入るより刑の軽い26歳以下の少年を収容しております。こちらの刑務所では出所後の更生を重視した総合型の職業訓練を行っており、最初に入った扉の横の部屋では理容師試験に合格した受刑者が一般の方の髪の毛のカットを行っておりました。
刑務官の方の暗証番号と指諮問センサーで受刑者の居るエリアに入り、まず調理場の扉の前では本日の朝食・昼食・夕飯が並んでおりました。ご飯は米・麦が7:3少し色づいております、朝食はご飯・納豆・味噌汁に漬物だったと思います。大体朝昼晩3品位です普通の家庭料理に比べると大分質素だと思いますが栄養士さんがカロリーを考えて作っているようです。
次に体育館の様な施設を見学して次に向かったのは受刑者が仕事をして居る部屋に入りました。一番人気のパソコンを使ったCADの部屋が有り20人以上の受刑者がCADの練習をしておりました。隣では何やら内職仕事みたいな作業をしておりその斜め前のブースでは溶接の訓練をしております。
次に外に出て別棟には自動車の修理工場が有りそこでもやはりナンバーの付いた車の修理・点検の訓練をしており隣では重機の操作訓練と周りに格子や柵が無ければ職業訓練所のようでした。少し歩くと広いグランドが有り受刑者が運動をしており、基本的にトラブルを防ぐために同じ職種単位で運動し部屋割りもやはり同じ職種で組ませるとの事です。
最後に実際に受刑者の寝泊まりする房の部屋を見せた頂ましたがその部屋は8畳程の畳の部屋で6人部屋ですが、現在は一人が入ってるだけとの事で、17年当時は1600人位居たそうですが、今は大分少なく800人位だそうで受刑者同士のトラブルやストレス軽減のため成るべく一人部屋にしてるようです。収容者が少なくなっていることは喜ばし事だと思います。
其のあとは会議室に入り施設のビデオ鑑賞をして、最後に受刑者の作った靴やベルトや小物や木工品の並ぶ購買でお買い物タイムで終了となりました。
普段入る事の出来ないエリアに実際入り、その生活ぶりを実際に体験するとやはり鉄格子に囲われた独特な緊張感と雰囲気と言うもが有りました。中々予約が取れないと職員の方が言ってましたが確かにそうだろうなと思います。所内は収容年齢が若いせいもあるかもしれませんが、暗いと言う感じは全く無かった様に感じました。普通ではなかなか見る事の出来ない部分まで実際に見る事の出来た大変有意義な一日でした。

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